久しぶりの投稿。会社の同僚にこのブログをつい教えてしまい(別に隠しているわけでもなかったが、マニアックな内容なのでウケないかと思い・・・)、「次回の更新待っています」などと言われてしまったので、更新せざるを得なくなってしまった。
Jazzファンが自分の周りに少ないと嘆きつつも、そんなマニアックな一面が嫌いでもない私。
実は身近にJazzファンがいるのをつい最近発見した。
私の会社では時々Office Partyというのを開催する。会社で頂くお中元やお歳暮のビール、ワインなどを会社でみんなで飲みましょうという企画で、そこそこ盛り上がる。男性社員 で少しずつお金を出し合って鉢盛とかを頼んで、会議室でワイワイやるのだが、普段なかなか一緒に飲みに行くことがない他の部署の人たちも入るから、結構楽 しい。
先日もこのOffice Partyがあったのだが、今年4月に異動で私の上司となったKさんが「音楽があればもっと盛り上がるはず!」と思いつき、「当日CD持ってくるから、おまえはステレオを調達しろ」という業務命令が下された。先天的に従順な私はそんなやや強引な命令に反発するはずもなく、お客様より頂いたという大変有難いステレオセットを「差押えだ」とか言いつつ別の営業所から強奪し、無事会議室に持ち込んだ。
Office Partyが始まると、Kさんは早速自宅から持ってきたAstrud GilbertoのAgua Deをかけ始めた。老若男女集う会議室にとってBossa Novaはナイスチョイスである。「おー今日は音楽つきかー!」と、ど演歌一筋的なおじさんもいい感じに。
お酒もすすみ、みんな音楽なんか無視してガヤガヤやり始めると、Kさんがおもむろに次のCDをカバンから取り出した。
なんと、Bill Evansの「Portrait in Jazz」、「Explorations」、「Sunday at the Village Vanguard」である。
Riverside4部作のうちの3枚で、王道中の王道ではないかっ!さらにRiversideの紙ジャケ!
いましたいましたJazzファンが!会議室で発見!
「Kさん、僕も持ってますよ、これ。」と話しかけると、Kさんニヤッと笑いながら「お前もJazz好きなのか!?」と嬉しそうな表情。しばらく周りを無視して KさんとJazz談義で盛り上がってしまった。Riversideの紙ジャケCDはワゴンセールで見つけたらしく、4部作の残りの一枚「Waltz for Debby」はレコードを持っているのでCDは買わなかったとのこと。Jazzファン歴長いのね。
今度は周りの人も巻き込んでJazz談義で盛り上がっている(といってもKさんと私が一方的に熱く語っているだけで、聞いている人の頭には「?」マークがいっぱい浮かんでいた)と、部屋の反対側で飲んでた社長がやって来て、「いいねぇ~エヴァンスは」。
いましたよ!ここにもJazzファンが!!またまた会議室で発見!
なんとなんと社長のAさんもJazzファンで、ニューヨーク勤務時代にVillage Vanguardにも行ったとのこと。ウラヤマシイ…。
結局、社長、Kさん、Nさん(同じ会社の人でもう一人Jazzファンがいたのです)と私の4人で「Jazz同好会」を結成することになった。マニアックなだけに結束も固そう…。
なにはともあれ、今回はOffice PartyでBill EvansのCDをかけたKさんの勇気に感謝。
この数日後、Kさん、Nさんと3人で中洲の老舗Jazz喫茶"River Side"に行ったのだが、その話は別のときに書こうかな。
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