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2011年9月21日水曜日

Jazz for Japan : Various Artist

東日本大震災復興支援のため、名立たるJazzミュージシャンが「いつの時もジャズを支えてきてくれた日本の友人たちの為に何か出来ないか…。」と集まって制作されたアルバムがこれ。iTunesストアで購入。
まさに錚々たるメンバーが集まっているだけあって、どの曲もキッチリ、ソツなくまとめられている。決してつまらないわけではなく、完成度が高いのだ。
個人的には4曲目、Christian McBride (b) & Billy Childs (p)の"Sophisticated Lady"がいい。やっぱりChristian McBrideいい。
今回の大震災で、このようなチャリティーアルバムは数多く出されたと思うが、チャリティーアルバムとはいえ、このアルバムを買いたい!って本当に思えるものが幾つあるんだろうか…
でもこれは、このメンバー、このパフォーマンス、チャリティー関係なくこれ買いたい!って思える一枚だった。

東日本で震災の被害に遭われた皆さん、今も不自由な生活を強いられ、国やこれからの生活に絶望感を抱いている方々へ、遠く離れた九州に住んでいる僕らは、皆さんのその気持ち、ご苦労を、ほんの一部分しか本当に理解できていないと思いますが、一日も早く皆さんの好きなJazz、音楽を楽しめる日がやってくることを切に願っています。

2010年5月3日月曜日

You Must Believe In Spring : Bill Evans

Bill Evansの晩年の作品、死後に発表された。

アルバムジャケットの美しさもさることながら、なくなった妻のEllaineに捧げた"B Minor Waltz"が素晴らしい。Evansの奏でる一つ一つの音が澄んだ空間に響き渡り、美しさと悲しさが入り混じった、複雑な気持ちが表現されているように感じる。短い曲だが、インパクトが強い曲だ。

アルバムタイトル曲の"You Must Believe In Spring"は2曲目だが、1曲目の"B Minor Waltz"同様、落ち着いた悲しげなトーンで、この2曲でこのアルバムの全体のイメージを形作っているといえる。
兄に捧げた"We Will Meet Again"や、8曲目の"Without A Song"などがお気に入りの曲だが、やはりこのアルバムでは"B Minor Waltz"が最高だと思う。

死期を目前にしてこれほどの表現ができるなんて、やはり偉大なアーティストだ。
自分は寿命を全うするまで常にベストが尽くせるだろうか・・・

2009年12月29日火曜日

Christmas Songs : Diana Krall


またもや久しぶりの更新となってしまった。2か月以上もあいてる…。
しかもクリスマスを過ぎてあと数日で新年というタイミングでクリスマスアルバムとはねぇ…。

今回はクリスマス一週間前にオンライン購入したDiana Krallの「Christmas Songs」。Diana Krallの歌唱力は以前書いた通り素晴らしく、スタンダード(=定番)なクリスマスナンバーを落ち着いた雰囲気で歌っている。これを車の中で聴きながらドライブしていると、今でもわくわくしていた子供のころの気持ちが甦ってくる。クリスマスソングの力は偉大だね。

私が育った家庭ではクリスマスを特別祝うことはなく、クリスマスプレゼントもほとんどなかったのだが、それだけに3歳のときに初めてクリスマスプレゼントをもらった時のことを鮮明に覚えている。
クリスマスはサンタがやって来て、いい子にしているとプレゼントをもらえる、というのを何となく理解していたころだったと思うが、朝起きると枕元に明治のアーモンドチョコレートが置いてあったのだ。
「おやつはお母さんからもらうもの」としか思っていなかった私にとって、枕元に、しかも朝にチョコレートをもらうことは全くの予想外であった。嬉しくなって飛び起き、チョコレートの箱を胸に抱きつつ、母親にこれは誰が置いたものかと聞いたが、知らないというのだ。父親にも聞いたがニコニコしながら知らないと言う。
であればいったい誰なのか。これはもう白いヒゲをはやしたサンタさん以外いないのである。これが私がサンタを信じ始めた瞬間であった。

今思えば、そのチョコレートは父親が前日パチンコにでも行ってもらってきたものかもしれないのだが、「クリスマス」というものが、ただのチョコレートを魔法のチョコレートに変えてしまうのである。うーん、クリスマスは偉大だね。

ク リスマスを盛大に祝う家庭もあるし、「異教徒の祭りじゃ」とクリスマスを無視して餅つき優先する家庭もあるだろうが、子供にとってわくわくするイベントはどんな形であれ作ってあげたほうがいいと思う。何かをしてもらえる嬉しさ、何かをしてあげて喜んでもらえる楽しさはきっと思いやりの心につながるから。

と、いうことで来年は「思いやり」をテーマに頑張ってみたいと思う年末仕事納めです。

2009年10月10日土曜日

Come Away With Me : Norah Jones


「秋だから女性ボーカル」シリーズの第4弾は、いよいよNorah Jonesの「Come Away With Me」。
いよいよって書いたのは、Jazzファンでなくても多くの人が知っているいま旬の人だから。

なんつったってこの人はカワイイ。このジャケット写真もずっと眺めていても飽きない。・・・・う~ん、ヨイヨイ。

彼女の歌声は高音では少しハスキーだけど、囁くような歌い方にマッチしている。歌い方もパワフル!という感じではなく、聞いていると自然と気持ちが落ち着いてくるのだ。やっぱり秋にピッタリだね。

最初に彼女の歌を聴いたときは「Janis Ianに似てる!」と思ったのだが、同じように感じた人も多いのではないだろうか(年代によるか…)。声も歌い方も似ていて、Janis Ianを聴いていた青春まっただ中の時代を思い出しちゃったりする。やっぱり音楽と匂いはその時の出来事をセットにして記憶するんだねぇ。

JazzもCountryも歌える彼女だが、このアルバムで好きな曲は「Cold Cold Heart」と「I've Got To See You Again」でどちらもピアノの曲。ピアノの澄んだ音色と彼女の歌声はとてもマッチする。

このキュートな彼女が初主演した映画「My Blueberry Nights」は残念ながらまだ観れていない。WOWOWで何回も見逃してしまったのだが、ゆっくりDVDを観れるくらいの余裕のある生活がしたいなぁ。
しばらく空いていたが、来月には2年10ヶ月ぶりの新作アルバムも出る予定なので楽しみだ。

前回の投稿で、「秋はやっぱり新米だ」と書いたが、会社の近くのあちこちの定食屋さんでも新米のご飯が出るようになってきた。炭水化物ファンである私はもちろんオカワリしてしまうのだが、ご飯が新米に変わると周りのオカワリ率も上がっているようだ。私の祖父母も含めて農家の皆さん、おいしいお米を作って頂いてありがとうございます。皆さんのおかげでますます太りそうです…。

2009年9月26日土曜日

Nina Vidal : Nina Vidal


独断と偏見の「秋だから女性ボーカル」シリーズ第二弾、今回はNina Vidal。

少し前にiTunes Storeで、しかもiPhone上で購入したアルバム。衝動買いしてしまったのはとっても安かった(900円!)のと、試聴して分かった彼女の歌唱力の高さが理由だ。

Diana Krallの低くしっとりした声とは違って、Nina Vidalの声は澄んだ高い声で、”秋晴れ”の雲ひとつない空を突き抜けて行く感じで爽快感がある。

このアルバムでは彼女の歌声を十分生かす選曲がされており、アルバムタイトル通り「Nina Vidalとはこんなアーティストです」というのが良く分かる内容になっている。Des'reeやSadeが好きな人ならきっと気に入るだろうと思う。どの曲も甲乙つけがたいが、敢えて気に入っている曲を挙げるとすれば、「Lights On」と「Driving」だ。Bob Marleyのカバー曲「Waiting In Vain」(日本盤ボーナストラック)も彼女らしさが出ていて、なかなか良い。これは衝動買い成功だな。

歌唱力の高さで今後の可能性は広がりそうだが、彼女は今後どの方向に進んでいくんだろうか。私個人としてはスタンダードを歌うJazzシンガーへ成長してくれればと思うのだが・・・。いずれにしても次のアルバムが楽しみ。

秋は栗ごはんも良いけど、やはり秋刀魚と焼酎のゴールデンコンビか。

2009年9月14日月曜日

Live in Paris : Diana Krall

ごく最近amazonで購入した一枚。

夏が過ぎ、涼しい風が吹いてくると、しっとりとした女性ボーカルに浸りたくなる(ロマンチストではないんだけど)。
秋のおいしい食べ物とワインを楽しんでいたりすると、セクシーな女性ボーカルに浸りたくなる(お酒もそんなに強くないけど)。

ということで、iTunes Storeで女性ボーカルを探していたのだが、声が一番好みだったのがこのDiana Krall。
彼女の名前はずいぶん前から知っていたにもかかわらず、なかなか購入に踏み切れずにいたのだが、「秋だから」という本人以外理解不能な理由と、「Diana Krallならこの一枚!」という購入者のコメントに後押しされ買ってしまった。

でも期待通りの一枚。声って外見と同じくらい第一印象を左右すると思っているのだが、この人の声は低いけれど艶があり、自分の好みにぴったり。綾戸智絵のハスキーでパワフルな歌声も好きだけど、「秋だから」今はDiana Krallの声がしっくりくる。芯がしっかりしているような(気の強そうな)顔立ちも結構好みなのだが。

タイトル通りライブ録音で、熱狂的ではないが、静かに観客も楽しんでいる雰囲気が伝わってくる。演奏や歌声からもそれが伝わってきて完成度が高い一枚。ヘッドホンで聞いていると、会場の雰囲気にのみこまれそうになる。パリで聴きたかったなぁ(欧州にさえ行ったことはないけれど)。

お気に入りはスタンダードをスタンダードらしく歌った「Fly Me To the Moon」と、Billy Joelの名曲「Just the Way You Are」で、どちらも透明感のある彼女の歌声が素晴らしい。

でも「秋といえば」栗ごはんだよな…。

2009年4月30日木曜日

Number Two Express : Christian McBride

トリオやカルテットを構成する楽器の中で、比較的目立たないけれども欠かせない大事な楽器がベース。Christian McBrideはかっこいいベース奏者でこのアルバムもとてもクール。

ベースってあまり目立たないので、ベースがリーダーのアルバムはあまり買わないけど、これはCDショップで試聴してすぐに気に入った。しばらく試聴機の前で「シブいぜ…」とか言いながらねばっていたのだが、20分も聴いているとさすがに皆さん(誰?)に悪いので購入することにした。

このアルバムは2枚目のリーダー作ということだが、どの曲も個性がありながら全体的に洗練されバランス良くまとまっていて、とても落ち着く感じ。ベースリーダーのアルバムだけあって、ベースに注目しながら聴いていると、ベースの役割の大きさをすごく感じる。ベースの素晴らしさが分かるアルバムの一つだ。このアルバムにはChick Coreaも参加している。

Benny Greenのトリオでデビューし、Joshua Redmanのアルバムに参加したりしているところを見れば、彼の演奏や音楽性に安定感があるのが分かる。

う~ん、やっぱベースって落ち着くねぇ…

2009年4月26日日曜日

Moanin' : Art Blakey and The Jazz Messengers

Funky Jazzの名盤といえばこれ。Art BlakeyはModern Jazz黄金期のDrummerで、Blakeyがリーダーであり数々の素晴らしいアーティストを輩出したThe Jazz Messengersとの演奏である。
なんつったってアルバムジャケットのインパクト強すぎ。

1曲目のタイトル曲の"Moanin'"、日本でも大ヒットしたので、これも多くの人が聞いたことがあるはずだと思う。Blakeyの魂を打つドラムと、Lee MorganのこれまたFunkyなTrumpetが最高。これを聞いていると頭は縦振り、お尻は横振りという怪しい動きでついついノリノリになってしまう。

6曲目の"Blues March"はその名の通りマーチだが、これを聞きながら歩くと、背筋はシャンと伸び、膝は90度まで上がってしまい、目的地に早めに着いてしまうという効果がある。疲れてあんまり歩きたくないなーって時は効果抜群。お試しあれ。

でも夜に聞くと目が冴えてきちゃったりするのでご注意を。

2009年4月24日金曜日

Waltz for Debby : Bill Evans

言わずと知れたJazz Pianoの名盤である。

一曲目の"My Foolish Heart"はJazzを余り聴かない人でも知っている有名なスタンダード。「教授」と呼ばれたEvansは完璧な「間」と完璧な「抑揚」で、他の誰でもないEvansの"My Foolish Heart"にしている。とても美しい曲。

最近では映画「大停電の夜に」に使われていたが、映画全体の雰囲気もこの曲にぴったりだった。 タイトル曲の"Waltz for Debby"は2テイク収録されているが、同じ曲ながら全く違う感じが出ていて面白い。

Jazzのアルバムには同じ曲の別テイクが2〜3収められていることが多いけど、聴き比べてみるとそれぞれが別のテイスト(テイストという言葉を使うのはちょっとハズカシイ…)を持っていて面白い。名曲なら何度聴いても飽きないしね。 「Jazzを聴くならまずコレ!」と言える一枚ですね。

2009年4月20日月曜日

Wish : Joshua Redman

Joshua Redmanは好きなサックス奏者の一人。
このアルバムは彼の2作目のアルバムだが、アルバムタイトル曲の"Wish"と"Blues for Pat"が特に素晴らしい。

どちらもLive Performanceが収録されているが、聴衆がどんどん引き込まれていくのが手に取るように分かる。
私は高校卒業してすぐにこのアルバムを聴いたが、これまたビビビっと衝撃を受けてしまった。

当時Blue Noteにも来ていたので、"student night"という学割制度もあり、2回ほど彼の演奏を聴くことができた。若々しく熱気のこもった演奏とは対照的に、本人はとても落ち着いていてスマートな印象だったことを覚えている。

この後、彼が発表するアルバムはやや前衛的な路線へ進むのだが、私は今でもこのアルバムが一番好きだな。

2009年4月16日木曜日

Jazz好きの悩み

音楽の趣味は人それぞれ。

私が好きなのはJazz。
車の中や通勤のバスの中でいつも聞いている。
Jazz以外に演歌やJ-popも聞くけれど、それはカラオケのため。

もちろんカラオケでNat King Coleのように「枯葉」などを歌えれば、オーディエンスから拍手喝采を浴びるだろうが、残念ながら私にはそのような卓越した歌唱力を持ち合わせていないので、カラオケではもっぱら力のこもった演歌か、メロディーを手探りしている感じのスガシカオなどを歌うようにしている。

閑話休題。

小学生低学年の時に父親のレコードコレクションの中にあったDave Brubeckの"Take Five"を聴き、背筋に衝撃を受けて以来、Jazzは私の中心に常にある。

しかしJazz好きには困ったことがある。
他の音楽と比べて、音楽の嗜好を他の人と共有することが難しいのである。これは寂しい。
私の今までの経験から言うと、Jazzは他の音楽に比べてファンが少なく、Bossa NovaやBluesまで拡げれば少し話ができるかなーという程度だと思う。「Jazz命っす」のような人はかなり希少だ。
レンタルCD店でもJazzコーナーはちょこっとしかないし…。

冒頭に書いたように音楽の趣味は人それぞれであるので仕方がないとは思うが、素晴らしい演奏に出会った感動を他の人となかなか分かち合えないのはちょっとサビシイなあと思う。
特に小学校からずーっと今に至るまで、自分一人で悶々と「Jazz好き」を続けてきたわけだし。

従って、このブログではその感動を一方的に書いてみたりもしようと思う。